IoT時代の入り口に差し掛かった今、電源設計技術も大きな転換期を迎えようとしています。

インターネットにつながる機器、いわゆる“IoTデバイス”の数は2020年には、200億台を超えると言われています。こうした膨大な数のIoTデバイスを動作させると、その消費電力も膨大な規模になります。したがって、デバイス1個当たりの消費電力を低減させることが重要になり、ひいては、“電源の高効率化”が欠かせません。

また膨大な数のIoT機器をいかに保守、管理するかも課題です。機器の故障予知などを行うには電源の状態監視が有効であり、電源が自ら状態を把握し、遠隔へと状態を伝える“スマートな電源”が、IoT時代の電源として注目を集めつつあります。

もちろん、機器の高性能化、多機能化はとどまらず、電源に与えられるサイズはますます小さくなっていきます。にもかかわらず、マイコンやFPGAは、製造プロセスの微細化が進み、大電流、低電圧駆動化が進むため、電源は、より大きな電力を高精度に供給しなければなりません。

このように電源は、いくつもの技術課題抱えており、電源設計現場は、技術課題をクリアする新たな技術の導入を模索しつつあります。そこで、電源設計現場のエンジニアに対し、IoT時代の電源設計の課題を解消する新たな電源デバイス/設計トレンドを紹介し、指針を示す本セミナーを企画しました。

基調講演 講師プロフィール

長崎総合科学大学
新技術創成研究所
特命教授
黒川 不二雄 氏

スイッチング電源とそのディジタル制御分野の第一人者であり,DC-DCコンバータ,単相AC-DCコンバータ,高周波インバータ等を用いた情報通信用電源,太陽電池電源,EV用電源,照明用電源等の研究歴を持つ。スイッチング電力変換器の制御に対する貢献でIEEE フェロー賞を受賞。電子情報通信学会電子通信エネルギー技術(EE)研究会委員長,電気学会家電民生部門調査専門委員会委員長を始め,再生可能エネルギー国際会議(IJRER)や情報通信用エネルギー国際会議(IEEE INTELEC)等の委員長を歴任している。長崎大学元教授。


対象者

製造業の設計・開発者、特に電源システム担当者やIoT関連機器のエンジニア

※本セミナーは、電源システム設計者を対象としております。スポンサーの競合他社にあたる企業様のご参加はご遠慮いただいております。
※申込多数の場合、対象の方を優先させていただく場合がございます。


講演プログラム

受付
13:30~14:00
 
開会挨拶
14:00~14:05
竹本 達哉
アイティメディア株式会社
メディア事業本部 テクノロジー局 編集統括部
副統括部長 兼 EE Times Japan/EDN Japan編集長
 
基調講演
14:05~14:55
IoTを支えるディジタル制御電源の課題と解決手法
IoTデバイスの電源には、インターネットからの情報を受けて制御したり,回路情報を送信するのに適したディジタル制御方式が必須です。この方式は、多くの情報を扱え,演算も得意ですが、一方で,高性能なA/D変換器が必要等の課題も浮き彫りになってきています。それらの課題を整理し、解決手法を例を挙げて説明し、今後の電源の方向性を考えて行きます。

黒川 不二雄 氏
長崎総合科学大学
新技術創成研究所
特命教授
 
セッション1
14:55~15:35
先進的なソフトハードウェア協調設計レギュレータ
本講演では、電圧レギュレータのハードウェア設計、ソフトウェア制御、アルゴリズムを考慮することで達成可能な、パワーマネジメント統合の進化について解説する。Soft-IPの統合、性能、互換性を実現する新しいシリコン微細化プロセス技術や、プログラマブル・ファブリックのダイナミック動作時の消費電力を低減する、制御アルゴリズム技術についても紹介する。
※本講演は同時通訳付です。


Ashraf Lotfi(アシュラフ・ロトゥフィ)氏
インテル コーポレーション プログラマブル・ソリューションズ事業本部
インテル フェロー兼Enpirion® 電源製品ビジネス担当CTO
Intel Fellow and CTO of Enpirion Power Products Business,
Intel Programmable Solutions Group, Intel Corporation
休憩
15:35~15:50
コーヒーブレイク
セッション2
15:50~16:30
次世代の小型・高効率な電源を構成するMHzドライブのパワーコンポーネントについて
高性能コンピューティング、通信ネットワーク、産業機器などをターゲット市場として、ACから低電圧大電流のPoLに到るまでの小型、高効率な次世代の電源を構築する為に重要となるMHzドライブのスイッチング・アーキテクチャと、バイコー社が提供する電源コンポーネント技術についてご紹介致します。

鎌田 昌伸 氏
バイコージャパン株式会社
アプリケーションエンジニア部
プリンシパル・アプリケーションズ・エンジニア
特別講演
16:30~17:20
これからのパワーエレクトロニクス トレンド(仮)

南川 明氏
IHS Markit テクノロジー
日本調査部ディレクター
質疑応答
17:20~17:35
 

※講演内容、登壇者などプログラム内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。


主催



協賛