運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は、運輸業界をより安心・安全・エコロジーな社会基盤へと変革し、業界・社会へ貢献することを目的として、トラック、タクシー、ダンプ、バスなどの運輸事業会社と、
ITなどさまざまな業種サポート企業が連携して2016年8月に発足しました。運輸業界における人材不足・交通事故の撲滅・再配達問題など、さまざまな課題を企業や業界の枠を超えて議論し、AIなどのデジタル技術、サービス、新しいビジネスモデルで解決し、その成果を広く共有してまいります。
昨年4月に第1回TDBC Forumを開催、第2回は各ワーキンググループによる実証実験など1年間の活動と成果や、最新情報などをご紹介させていただきます。また、会場では課題解決のために、ワーキンググループメンバーと直接お話しいただく場や、具体的な対策やツールなどをご紹介する場も用意しています。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
講演プログラム
受付 12:00~13:00 |
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13:00~13:05 |
開会のご挨拶 運輸デジタルビジネス協議会 幹事長 株式会社フジタクシーグループ 代表取締役 梅村 尚史 氏 |
13:05~13:10 |
国土交通省様 ご挨拶 国土交通省 自動車局 自動車情報課 課長 長崎 敏志 氏 |
13:10~13:50 |
ラストワンマイルインタビュー (仮) 誰かが泣かなきゃ配送料無料なんて成り立たない。 日米の働き方の違いから見えてくる、日本での魅力的なビジネスモデルとは? 日本で一番最初に「ラストワンマイル」という言葉を定着させた楡周平氏に公開インタビュー 著作「ラストワンマイル」より ・最後に勝つのは俺たちだ。新興IT企業VS 宅配運輸会社。 ・窮地、苦悩から産み出された起死回生のビジネスは? 作家 楡 周平 氏 楡 周平 氏プロフィール 米国コダック在職中に「Cの福音」でベストセラー、朝倉恭介シリーズも好評なミステリー作家。2005年「再生巨流」以降は経済小説をメインに「ラストワンマイル」「ドッグファイト」など、物流業界の現場を綿密に取材した話題作を次々に発表。 |
13:50~13:55 |
TDBCご案内 |
休憩 13:55~14:15 |
スポンサー展示ゾーン プレゼンテーション |
14:15~15:35 |
TDBCワーキンググループの成果発表 <注目のワーキンググループ> ・交通事故の撲滅 事業者で事故削減の実績がある事故管理の仕組みをベースに、事故履歴管理システムを構築。事故データの蓄積・分析、ドラレコのヒヤリハット映像から、安全教育を強化する手法を研究。AIによるドラレコ映像からの危険運転行動の検出。研究成果を、クラウドを利用した中小企業も導入可能な安全管理の仕組みとして発表します。 ・乗務員の健康増進 タクシードライバーの健康状態におけるアンケート調査と、事故発生や時間単価との関連性を分析。結果、相関関係のあると思われる要因が検出されたため、WG02サポート企業によりその要因に関して解決策を検討し、実証実験にて確認する予定です。 ・エコドライブと安全・安心 トラック、タクシーのエコドライブの取り組みを発表します。コストを抑えた燃費把握の方法は?エコドライブは事故撲滅につながるのか?継続できる環境を作るには? 直ぐに取り掛かるためのハンドブックを作成しました。 ・人材不足の解消 業種を越えた人材融通にチャレンジ。懸案事項を洗い出すと共に新たなビジネスモデルもスタート。また、建築現場で人材を掘り起こし・育成していく手法も報告します。 |
休憩 15:35~15:55 |
スポンサー展示ゾーン プレゼンテーション |
15:55~16:55 |
TDBCワーキンググループの成果発表 <注目のワーキンググループ> ・インターフェースの標準化 メーカーごとにデータがバラバラなデジタコ。データ活用し労務管理や生産性向上に貢献できないか?デンソー・エルモ・富士通・YAZAKIのフォーマットを横断的に収集して活用シーンを検討。さらにはデータ項目やフォーマットの共通化等の可能性についても検証しました。 ・企業を超えた効率化の実現 事業者の枠を超える中継輸送を実業務で実施。積載率の見える化をスマホを使って3社で実証実験。積載率・運行時間・稼働率データで、運行指示はどうかわるのか? 画層AI分析の効果は?企業を越えて情報共有したことで得られた気づきとは? ・車両稼働率の向上と安全の実現 ダンプの新車時から実際に現場で利用している紙の整備記録を電子化し、車両管理の効率化、故障の分析、予知保全につながる活動を報告します。 |
特別講演 16:55~17:25 |
Mobility-as-a-Service(MaaS) リアルな交流をより楽しくするために ウーバー(Uber)に代表されるライドシェアやカーシェアは「MaaS(Mobility-as-a-Service)」として、世界各地で急激に市場を拡大している。日本でも、間もなくMaaSの本格導入が始まる可能性が高い。自動車が常時インターネットに接続するコネクテッドカー。スマホ等で、移動手段を選択する。クルマ以外にもバス・鉄道などの移動パスが全てつながり「シェアリング×自動運転」のフロンティアが一気に広がってくるともみられている。 名古屋大学大学院 環境研究科 教授 加藤 博和 氏 加藤 博和 氏 プロフィール 低炭素で住みやすい都市やそれを支える交通システムの実現について研究。全国各地の公共交通の再生に取り組み、40以上の自治体・地域住民団体や交通事業者・労働組合等と協力して「現場」での公共交通企画・助言に携わっている。国土交通省の交通政策審議会委員。 |
17:25~17:30 |
総括 運輸デジタルビジネス協議会議長 ウイングアーク1st株式会社 代表取締役社長 内野 弘幸 氏 |
17:30~18:00 |
スポンサー展示ゾーン プレゼンテーション |
※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。
※タイムテーブルは、予告なく変更させていただく場合がございます。
対象者
運輸業界の経営層・社内情報システム部門の方、運輸業界に携わるSIerの方
システム開発会社の方
※個人の方のお申し込みはお断りすることがございます。
※申込多数の場合、対象の方を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。