テクノロジーの爆発的な進化は、人の暮らしや働き方をこれまでとは全く異なるものへと変えようとしています。日本企業が営々と築き上げてきたビジネスモデルさえ根底から覆されかねません。21世紀の天然資源ともいわれるデータから素早く洞察を引き出し、ビジネスの価値を生み出していくことが求められます。

もとより、情報システム部門は、全社的な視点からデータを整え、経営やユーザー部門の活用を促してきましたが、ICTがますます高度化する中、データから価値を素早く引き出すことが企業の競争力そのものになりつつあり、また、製品やサービスにもITが組み込まれようとしています。さらに一歩も二歩も踏み込んだ取り組みが情報システム部門には求められています。

第46回 ITmedia エグゼクティブセミナーでは、全社を挙げてデータサイエンスに取り組む大阪ガスの門脇あつ子情報通信部長をお招きし、データ分析組織が牽引する同社の業務改革とイノベーションについてご紹介いただきます。

Guest Speaker

大阪ガス イノベーション本部 情報通信部長
門脇 あつ子 氏

1990年 大阪ガス入社 商品技術開発部 ソフト開発チーム
1999年 設備技術部 技術チーム
2003年 導管事業部 導管部 メーターPJチーム
2009年 技術戦略部 企画チーム
2012年 エネルギー技術研究所 企画チーム マネージャー
2017年 技術戦略部 企画チーム マネージャー
2018年 情報通信部長



投資家 / Drone Fund ジェネラルパートナー
千葉 功太郎 氏

慶應義塾大学環境情報学部卒業後、株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)に入社。2000年より株式会社サイバードでエヴァンジェリスト。2001年に株式会社ケイ・ラボラトリー(現KLab株式会社)取締役就任。2009年株式会社コロプラに参画、同年12月に取締役副社長に就任。採用や人材育成などの人事領域を管掌し、2012年東証マザーズIPO、2014年東証一部上場後、2016年7月退任。
現在、慶應義塾大学SFC研究所 ドローン社会共創コンソーシアム上席所員、国内外インターネット業界のエンジェル投資家(スタートアップ52社、ベンチャーキャピタル31ファンドに個人で投資)、リアルテックファンドクリエイティブマネージャー、Drone Fund General Partner を務める。

対象者

一般事業会社および官公庁団体における、経営層/CEO/CIO/事業部門長・課長/経営企画部長・課長/情報システム部門長・課長 など

※協賛企業の競合企業にお勤めの方、個人の方のお申込みはお断りすることがございます。
※お申込み多数の場合、対象の方を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

プログラム

12:30~13:00
受付
開会挨拶13:00~13:10
開会挨拶

浅井 英二

アイティメディア株式会社
エグゼクティブエディター

オープニングセッション13:10~14:00
データ分析で業務改革とイノベーションを推進

電気とガスの自由化によって競争が激化する中、大阪ガスはいち早く取り組んできた「データ分析力」で業務の効率化と新サービスの創造を推進してきました。同社のデータ分析チームは、高度な分析力と専門力を武器に、事業部門の課題解決を支援し、同社の新たな経営資源へと昇華しようとしています。今年度からICTによるイノベーションの創出をミッションとして託されたイノベーション本部 情報通信部の門脇あつ子部長に同社の取り組みをご紹介いただきます。

門脇 あつ子 氏

大阪ガス株式会社
イノベーション本部
情報通信部長

セッション114:00~14:40
今、取り組むべきデジタル変革 ー
世界に広がる電子取引のネットワーク

近年、国内ではビッグデータやAI等を活用し社内プロセスのデジタル化を推進する企業が増えています。一方、海外では電子請求の義務化や電子調達の標準化など、社内だけでなく企業間をまたぐサプライチェーン全体のデジタル化が進められています。今取り組むべき本質的なデジタル変革とは何か、世界・日本の動向を含めお話します。

菊池 孝明 氏

トレードシフトジャパン株式会社
ゼネラルマネジャー

休憩14:40~14:50
セッション214:50~15:30
デジタル変革で求められるアナリティクスの実現にむけて

デジタル変革とはデータとアナリティクスによるビジネス価値の創造と拡大と定義できます。ビッグデータ収集の技術的な課題が克服され、いよいよアナリティクスの実現が喫緊の課題と認識され始めています。ところが、Qlik調査では、データを読み解き、分析を行い、議論する能力であるデータリテラシーに自信があると回答した日本のビジネスパーソンは6%と世界最低レベルでした。アナリティクスを推進するための課題と対策について、組織、プロセス、ツールの観点からQlikが考えるアプローチをご紹介します。

北村 守 氏

クリックテック・ジャパン株式会社
カントリーマネージャー

セッション315:30~16:10
デジタル変革のためのアプリケーション開発の現状

企業のデジタル変革のために、アプリケーション開発の需要が急増しています。その全体的な現状と課題を把握するために、OutSystemsでは、全世界のITプロフェッショナルに対して、年次調査を実施しています。今回の講演では、2018年の最新レポートの調査結果を紹介。世界の開発現場では何が起きているか?の質問に応えます。

山之内 真彦 氏

OutSystemsジャパン株式会社
マーケティング
マーケティングマネージャー

コーヒーブレイク16:10~16:20
セッション416:20~17:00
顧客データを活用する科学的営業マネジメントのススメ

「営業を科学する」
最近やっと聞きなれた言葉になってきたのではないでしょうか?なぜなら、すべてのデータをITにより入手可能になってきた現代、そのデータをどのように活用するかで売上に大きな差がでてきます。そして、特に売上にインパクトを与える営業部門において、そのデータを活用してPDCAサイクルを回せる仕組みを構築し、いかに科学的な営業活動を行えるかが今後最も大きな差を生み出すのです。本講演では、CRM/SFAを活用し科学的な営業活動を行う仕組みや方法をご紹介します。

長田 順三 氏

ソフトブレーン株式会社
取締役 本社営業本部長 兼 人財開発室長

クロージングセッション17:00~17:50
空の産業革命、オープンイノベーションで世界をリード

「空飛ぶクルマ」を世界に先駆けて実用化しようと国を挙げた取り組みが始まっています。世界でも珍しいドローン専業型ベンチャーキャピタルファンド「Drone Fund」の投資先の中には、一人乗りのホバーバイクや長距離を飛べる大型貨物ドローンの試験飛行に向けて開発が進む有望なベンチャー企業もあります。各種センサーやカメラ、GPSアンテナでトップシェアを誇る日本が、大企業も巻き込んだオープンイノベーションを実現できれば、空の産業革命をリードできるはずです。

千葉 功太郎 氏

投資家 / Drone Fund ジェネラルパートナー

※ 講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。
※ タイムテーブルは、予告なく変更させていただく場合がございます。