「品質」は日本製造業が絶対の強みとしてきたポイントでしたが、検査不正や偽装が次々と明るみになり、現在、その信頼は揺らいでいます。強みであったはずの「品質」に揺らぎが生じていることは、従来の現場主導による品質保証が限界に来ていることの査証ともいえます。

信頼を失わないため、品質を保つため、製造業は今後、どのようなモノづくりの在り方を目指すべきなのでしょうか。起きてしまった品質問題に対してどのように接していくべきなのでしょうか。従来手法ではまた同じ問題が繰り返されるだけであり、そこにはITやInternet Of Thingsを始めとした新たな手法や技術を積極的に導入し、新たな価値実現を果たす「攻めの品質管理」を目指すべきではないでしょうか。

本セミナーでは「製造業における品質問題」をテーマに、転換期を迎える製造業がどのようなアプローチや手法でモノづくりに接していくべきか、最新の情報をお伝えします。製造業における品質問題解決の一助になれば幸いです。

Guest Speaker

基調講演
株式会社アムイ 代表取締役
山田 浩貢 氏

MONOist人気連載「トヨタ生産方式で考えるIoT活用」筆者

対象者

製造業のうち、主に下記に該当される方:
・品質管理(保証)部門
・製造部門、設計部門の管理職/リーダークラス(開発部長など)
・経営企画

※本セミナーは、上記の方々を対象としております。
※スポンサーの競合他社にあたる企業様のご参加はご遠慮いただいております。

プログラム

開会挨拶
12:55~13:00
 
基調講演
13:00~13:50
品質保証における最新技術の活用

大手自動車メーカーのリコールから始まり、2017年後半からの相次ぐ検査不正問題、製造不良による事故の発生により日本の製造業の高品質なブランド意識が低下しています。
これまでの日本の製造業の品質保証はどう行われて来たのか、品質保証における問題は何か? 問題解決の方策について日本の品質保証を支えるTQM、QCサークル、ISOの規格類及びQFD等の手法、IT/IoT/AIの技術活用、組織マネジメントのポイントについて取り上げていきます。
  1. 最近の主な日本の品質問題(市場クレーム、重大インシデント、検査不正問題)
  2. 日本の製造業の品質保証における問題と解決の方向性(当り前品質+魅力品質)
  3. 品質保証における設計品質、製造品質のあるべき姿と仕組み構築のステップ
  4. 現状可視化の手法(物と情報の流れ、良品条件抽出)
  5. 良品条件可視化による製造品質の強化(IoT/画像処理/AI活用)
  6. 品質機能展開による設計品質の強化(手法ポイントと製品開発データベース構造)
  7. 品質保証の組織運営の課題解決とは?(TQM、QCサークル運営ポイント)
  8. 品質保証あるべき姿実現の効果(設計品質、製造品質、組織連携強化の定量/定性効果)

山田 浩貢 氏
株式会社アムイ
代表取締役
セッション1
13:50~14:30
「つながる」ことで変わる、製造業における市場品質への対応の在り方

近年、製造業における製品の形態は複雑性を増し、製造過程で完全な品質を作り込むことの難易度は高まっています。そのような状況において、顧客は製品そのものに高い品質を求めることに加え、故障時などの対応の質やスピードをも企業の品質と捉えるように変化してきました。
本セッションでは、顧客との接点となる市場品質への対応に着目し、仕組みを活用してその質とスピードを如何に上げていくかを、デモンストレーションを交えてご紹介いたします。

須本 祐一朗 氏
株式会社セールスフォース・ドットコム
エンタープライズセールスエンジニアリング本部
製造ソリューション リードソリューションエンジニア
14:30~14:40 ~休憩~
セッション2
14:40~15:20
データ分析によって品質管理を効果的に向上させるには

多種多様な顧客志向に対応するため、製造設計・開発、生産、保守サービスにいたる各段階で品質向上と改善が求められています。そのため現場から提供される様々なデータを効率的に活用することが課題となっています。Qlikは、あらゆるデータを一元管理し、複数のデータソースの関連付けを迅速に行い、適切な情報を適切なタイミングで提供できるアナリティクスツールです。本セッションでは、複数のデータソースの関連付けや運用の自動化の手法、およびQlikを活用して品質管理の効率化、ワイブル分析を利用した故障予測に関する顧客事例についてご紹介します。

川畑 英貴 氏
クリックテック・ジャパン株式会社
ソリューション技術部 シニア・ソリューション・アーキテクト
セッション3
15:20~16:00
海外事例にみる製造現場のマシンデータ活用

Splunkはスキーマオンザフライ技術によってあらゆるマシンデータを可視化するデータ分析プラットフォームです。Splunkの主な利用事例はIT運用やセキュリティですがそのユニークな機能はIoTの分野にも応用できます。今回は公開事例に基づき、海外企業の製造現場でどのようにマシンデータを活用しているかをご紹介します。

上村 徹也 氏
Splunk Services Japan合同会社
セールスエンジニアリング本部 シニアセールスエンジニア
16:00~16:10 ~休憩~
セッション4
16:10~16:50
90日で成果を出す!製造現場IoT 品質向上の最初の一歩と「その先」とは?

IoTを始めたいが何からすれば良いかわからない。IoTを実現すべくBI導入や個別開発をしたが思うような成果が得られない。このようにIoTの課題は多く存在します。本来手段であるIoT、本当の目的は様々な業務効率の向上・品質改善の気づきを持つことです。本セッションでは、日本電産様の事例を交え、本当の目的を達成するための最初の一歩とその先にある欲しいデータを自前で簡単に取得する方法をご紹介します。

川田 容志 氏
株式会社セゾン情報システムズ
事業開発部 IoT事業開発グループ グループ長
Q&Aセッション
16:50~17:20
品質管理等の疑問にお答えします!

各セッションの講演者が皆さまの疑問にお答えします!
本セミナー申込フォームで、品質管理等について教えてください。
できるだけたくさんの疑問を解消できるように頑張ります!

回答者:
 株式会社アムイ
 株式会社セールスフォース・ドットコム
 クリックテック・ジャパン株式会社
 Splunk Services Japan合同会社
 株式会社セゾン情報システムズ

モデレータ:
 MONOist編集部

※登壇者、タイムテーブル、セッション内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。