「Society5.0」時代を迎えるに当たり、これからの教育現場には基礎的な学力の向上だけでなく、「飛躍的な知の発見や創造」などの新たな社会をけん引する能力の育成が求められます。しかし実際の教育現場はICT環境の整備が不十分で、それを活用する先生方も「どのような場面で、どのような機器を活用することが効果的なのか」という課題に直面しています。

世の中がAI(人工知能)やビッグデータといったITの高度な活用に進む中で、このままでは教育の現場が取り残されてしまうかもしれません。文部科学省が2019年6月にまとめた「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」は、これからの社会を担う子供たちの能力を最大限に引き出すためのICT基盤の整備と先端技術の活用の在り方を提示しました。

本セミナーは、目指すべき次世代の学校のかたちを見据え、教育現場におけるICT活用と課題の解決策を考えます。

Guest Speakers

武蔵野大学附属千代田高等学院
プロスタキッズCLO
安藤 昇 氏
1968年栃木県生まれ。日本大学理工学部物理学科卒業。
2015年からMicrosoft Expert Educatorsに認定されている。著書の「子どもの才能を引き出す最高の学びプログラミング教育」はAmazonの書籍売上げランキング1位を記録する。全国に114校のプログラミング塾を展開するプロスタキッズのCLO(最高教育責任者)を務める傍ら、武蔵野大学附属千代田高等学院にてアドバイザーとしてプログラミング教育を担当する。コンピュータプログラミング能力を活かし、学内の時間割や入試システム、生徒用グループウェア(デジタルキャンパス)、全国高体連の試合運営システムを構築している。また、約2000台のタブレットの運用に耐えうるWi-Fiインフラの設計の構築も手掛けている。
2019年4月からはBS日テレとhuluにて毎週土曜日に放映される「めざせ!プログラミングスター~プロスタ キッズ大集合!」の講師を担当し人気を博している。

教育ITライター

神谷 加代 氏
教育ITライター。「教育×IT」をキーワードに教育機関で進むタブレット導入事例や、子ども向けプログラミング教育、EdTech(教育系ベンチャー)関連の話題を中心にウェブメディア、書籍、雑誌などで執筆。著書に『iPad教育活用7つの秘訣-先駆者に聞く教育現場での実践とアプリ選びのコツ』(共著、ウイネット)、『[ママとパパのための]こどもプログラミング読本-「未来をつくる力」を育てる』(共著、技術評論社)。

日本マイクロソフト株式会社
Microsoft 365 ビジネス本部 製品マーケティング部 プロダクトマネージャー 兼 文教担当
東郷 晴美 氏
2018年3月にカリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego)コミュニケーション学部を首席で卒業し、4月に日本マイクロソフトに入社。大学ではメディア学、心理学、言語学、政治学や社会学などを包括的に学び、独自でWebサイト制作や語学アプリを開発。入社後は、Microsoft 365のプロダクトマネージャーとして教育市場へのマーケティング活動を行う。主に、プログラミング教育やWindowsとOfficeの新機能の活用などをテーマに社内外のイベントで登壇。

対象者

・教諭・教職員、都道府県・市町村教育委員会の情報教育担当者、施設担当の方
・教育機関のシステム、ICT活用のご担当者
・教育機関のシステム、ICT活用を担うパートナー企業にお勤めの方