ビジネスの拡大や競合との差別化が目的となる「ITサービス」の開発は、「何が当たるか分からない」ため、コスト削減を目的とした従来のシステム開発よりも“不確実性”が高い。最大のポイントとなるのは、市場や顧客のニーズの変化を察知して形に変えるまでの「スピード」だ。「何が当たるか分からない」ならサービスを短期間で何度もリリースしなければならない。アジャイルのアプローチで価値を提供するまでのリードタイムを短縮することが条件となる。

だがビジネスである以上、提供スピードとともにセキュリティを含めた品質を確実に確保することが大前提となる。特にデジタルトランフォーメーション(DX)のカギとなる新たな要素、AIやIoTは品質保証に従来とは異なる配慮が求められる。テクノロジー、メソドロジー、ともにDXに即した“それなりのやり方”が求められるのだ。では“それなりのやり方”とは具体的にどのようなものなのか――本セミナーでは、DXにおける主要技術を活用したソフトウェア開発におけるテスト/品質保証の課題を明確化し、その解決のヒントをお届けしたい。

Guest Speakers

AIプロダクト品質保証コンソーシアム 副運営委員長 石川 冬樹 氏 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系准教授 および先端ソフトウェア工学・国際研究センター 副センター長。博士(情報理工学)。
ソフトウェア工学、自律・スマートシステムの研究教育に従事。
電気通信大学 情報理工学研究科 客員准教授。
日本ソフトウェア科学会 機械学習工学研究会 主査。
AIプロダクト品質保証コンソーシアム 副運営委員長。

株式会社リクルートテクノロジーズ 執行役員 兼 アドバンスドテクノロジーラボ所長 竹迫 良範 氏 高知工業高等専門学校 客員教授、東京都立産業技術高等専門学校 客員教授および、IPA未踏IT人材発掘・育成事業プロジェクトマネージャ、SecHack365実行委員を兼務。
学生時代に日本語検索エンジンNamazuのオープンソース開発に参加しQA向上を実施。
SECCON初代実行委員長として日本国内最大のセキュリティコンテストを企画運営し、人材育成に携わる。平成28年度「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞受賞。

対象者

経営者、経営企画の方、社内情報システムの運用・方針策定をする立場の方、企業情報システム部門の企画担当者、運用管理者、SIer など

プログラム

13:00~13:10
開会挨拶
開会挨拶

@IT編集部

13:10~14:00
基調講演
「うちのAI大丈夫?」と言われた開発現場が慌てないための指針
AIプロダクトと非AIプロダクト、テスト/品質保証の違いと共通点とは

ディープラーニングがブレイクスルーとなった昨今のAIを取り入れたサービス開発には、「AI推定モデルを生成する際の学習の中身がブラックボックスになってしまう」「AIが推定した結果の精度は決して100%にはならない」という不確実性がある。開発現場は、開発はもちろん、テスト/品質保証においても戸惑うことが少なくないのではないだろうか。機械学習工学研究会やAIプロダクト品質保証コンソーシアム(QA4AIコンソーシアム)において、主軸としてQA4AIの研究をリードする国立情報学研究所の石川氏に、AIプロダクトの開発の課題を明確化し、非AIプロダクトにおけるテスト/品質保証との共通点をお伝えいただく。

AIプロダクト品質保証コンソーシアム 副運営委員長
石川 冬樹 氏

14:00~14:40
セッション1
デジタルトランスフォーメーションの加速化

ReAssureの事例として、データのリスクを減らし、デジタルトランスフォーメーションのライフサイクル全体でデータの配信速度を向上させた事例をお話します。

※本セッションは逐次通訳で行います。

Dig-X社(デジタルトランスフォーメーションコンサルタント会社)
CEO
Rob McLaren 氏

        
みずほ証券の数年間にわたる取組みの紹介と現場で培ったアプローチ手法

近年、各企業のDX推進が加速しており、情報セキュリティを踏まえた企業のデータ利活用の改革が重要なポイントとなっています。
みずほ証券では、データ利活用の改革のためデータ仮想化技術Delphixを導入。ITコスト削減に加えてITオペレーションの大幅な改善・スピード向上を、セキュアなデータ利用を踏まえ実現しました。

みずほ証券株式会社
IT基盤統括部
データベースアドミニストレーター
安藤 智 氏


【協賛】DelphixSoftware合同会社

14:40~14:50 ~休憩~
14:50~15:30
セッション2
DevSecOps導入による開発高速化と
セキュリティ堅牢化のための効果的手法

ソースコードが膨大、複雑、多様化し、ますます管理が難しくなっている一方で、開発の高速化、品質の向上、セキュリティ堅牢化に対する要求は日々高まるばかりです。これらのニーズを満たすため、既存の開発環境に対して如何にDevSecOpsをスムーズに導入し、実践すればよいのか。各種手法を用いた、効果的かつ効率的な実現方法について紹介します。

日本シノプシス合同会社
ソフトウェアインテグリティグループ セールスエンジニア
川原 翔 氏

15:30~16:10
セッション3
開発プロセスを加速させるテスト管理手法

複雑に変化する要求への対応に、高品質なソフトウェアを素早く提供できるプロセスが重要です。ですが品質を評価するテストは、開発プロセスのボトルネックになりがちです。
本セッションでは、開発プロセスを加速する方法に加え、その中で高品質を維持し続けるテストの管理方法を海外の事例も交えてお話します。

リックソフト株式会社
ソリューション1部 プリセールスエンジニア
奥村 和彦 氏

16:10~16:20 ~コーヒーブレイク~
16:20~17:00
セッション4
システム開発に精緻な瞬発力を!
マルチデバイス/クラウド時代の高品質ソフトウェア構築

スマートフォン、タブレットの活用、WebシステムのUXの高機能化など、クライアント環境の進化に加え、システムのクラウド化/サービス化に対し、すばやく高品質ソフトウェアを構築する能力が求められています。本講演では、マイクロサービスのアプローチからスタートし、柔軟なスピード開発の手法を紹介。さらに、クライアント側の品質保証問題について解説します。

エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社
カントリーマネージャー
藤井 等 氏

エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社
セールスコンサルタント
井之上 和弘 氏

17:00~17:50
特別講演
IoTプロダクトの品質とセキュリティテスト、未知の脅威に対応する開発体制とは

IoT時代では、あらゆるものがネットワークで相互でつながり、各種センサーの情報から統合的に物理デバイスを制御できるようになっている。便利になった反面、IoTシステムに万が一テストの不備が発覚すると、IoTデバイスを経由して想定外の操作ができてしまい非常に危険である。未知の脅威に対応していくためのIoT開発体制とセキュリティを含めた当たり前品質を確保するためのテスト項目について紹介する。

株式会社リクルートテクノロジーズ
執行役員
兼アドバンスドテクノロジーラボ所長
竹迫 良範 氏

※ 登壇者、タイムテーブルが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。