IoT/AI時代の到来により、クラウド、エッジを問わず、大量のデータを処理するために、さらなるコンピューティング能力の向上が求められています。そうした中で、CPU/GPU、FPGA、ASICなどの高機能LSIは、最先端のプロセスルールを適用し、低電圧/大電流駆動により、高性能なコンピューティング能力を実現しようとしています。

しかし、低電圧/大電流化は、電源回路の求められる要件が増し、電源に起因するトラブルの頻発などを招いています。今後、電源は、低電圧/大電流化にどのように対応すべきなのか?

本オンラインセミナーでは、これからのPOL(Point of Load)電源に求められるニーズを探りつつ、電源の低電圧、大電流化を可能にする技術/ノウハウを紹介します。

Guest Speaker

長崎総合科学大学 大学院新技術創成研究所 学術教授 黒川 不二雄 スイッチング電源およびその制御の第一人者であり,DC-DCコンバータ,AC-DCコンバータ,高周波インバータ等を用いた情報通信用電源,太陽電池電源,EV用電源,照明用電源等の40年に渡る研究歴を持つ。スイッチング電力変換器の制御に対する貢献でIEEE フェロー賞を受賞。電子情報通信学会および照明学会フェローでもある。再生可能エネルギー国際会議(IJRER)や情報通信用エネルギー国際会議(IEEE INTELEC)等の委員長を歴任している。元長崎大学教授。

対象者

製造業、特に高機能LSIを使用する機器の電源設計担当エンジニア(産業機器、サーバ/ストレージ、通信機器、医療機器、車載情報機器、モバイル機器業界)
※ 本セミナーは、上記の方々を対象としております。スポンサーの競合他社にあたる企業様のご参加はご遠慮いただいております。
※ 申込多数の場合、対象の方を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

プログラム -Day1- 6月3日

13:00~13:45
特別セッション
これからの給電システムとPOL電源

安定とは言えない太陽電池などの再生可能エネルギーをこれからの給電システムは取り込まざるを得ません。さらにEVのバッテリーや燃料電池も接続されるでしょう。これらの複雑な要素を上手く制御し,IoTやAI技術の中核であるFPGAやCPUに安定した電力を供給する電源システムとその制御の動向について解説します。

長崎総合科学大学
大学院新技術創成研究所 学術教授
黒川 不二雄 氏

13:45~14:25
セッション1
次世代コンピューティングを実現する革新的な電源アーキテクチャ

Vicorの電源システムは、ディープランニングをはじめとする高速・大容量の情報処理に、なぜ対応できるのか?低電圧・大電流化が進むAIプロセッサ(CPU/GPU)に最適の、チップに直接給電する革新的な電源ソリューションVPD(Vertical Power Deliveryを中心に高精度かつ高効率を実現するVicorの技術を解説します

Vicor株式会社
セールス&マーケティング部 シニアアプリケーションエンジニア
島倉 昌男 氏

14:25~15:05
セッション2
小型、低ノイズ及び高速光通信用DC/DCコンバータ電源モジュール

IoT機器等の普及により電子機器や通信機器の小型化が一段と進んでおります。この動向により各電子機器に必要な電源ICでは、小型化、低ノイズ化の対応が必須となっています。本講演では当社のDC/DCコンバータ電源モジュールを使用し電源ノイズの低減化方法や小型化方法等をご説明させていただきます。

トレックス・セミコンダクター株式会社
事業本部 汎用製品ビジネスユニット 副参事
藤井 和幸 氏

プログラム -Day2- 6月4日

Day1のセッションを全てアーカイブ配信

※ 会期後はアーカイブ配信も終了しますので、ぜひ会期中に視聴ください。
※ 登壇者、タイムテーブルが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。