2005年の個人情報保護法の施行を契機に、多数の企業が情報漏えい対策に取り組んでいるものの、インシデントの発生が減る状況にはありません。日本ネットワークセキュリティ協会の調査報告書によれば、2009年に発生した情報漏えいインシデントは過去最高を記録しました。

 情報漏えいの要因は、外部からの不正アクセスや管理ミス、内部関係者による犯行など、組織の内外に存在します。従来の情報漏えい対策は、組織の外部もしくは内部のどちらかに焦点を当てたものが主流でした。しかし、現在では情報漏えいを包括的に防ぐアプローチが企業や組織に求められています。

 本セミナーでは情報漏えいにつながる組織の内外に存在するリスクについて、事例を交えながら最新動向を取り上げ、外部リスクと内部リスクに対処するセキュリティシステムの在り方や、情報資産の保護を実現していくためのソリューションをご紹介します。

開催概要

タイトル 第3回 ITmedia エンタープライズソリューションセミナー
不正アクセスや内部犯行による情報流出を防ぐ 全方位の対策
日時 東京:2010年12月1日(水)13:30~16:35 (受付13:00~)
大阪:2010年12月8日(水)13:30~17:20 (受付13:00~)
会場 東京:富士ソフト秋葉原ビル アキバプラザ ホール
大阪:第二吉本ビルディング 貸会議室
※アクセス方法の詳細はリンク先よりご覧ください。
参加費 無料 定員 東京:150名  大阪:100名  ※定員に達し次第、締め切らせていただきます。
主催 ITmedia エンタープライズ編集部
協賛 デジタルアーツ株式会社、トレンドマイクロ株式会社、日本ベリサイン株式会社、NetIQ株式会社
 (50音順)

※講演タイトルや講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

講師 プロフィール

【基調講演】

萩原 栄幸 氏
【特別講演】
S&Jコンサルティング株式会社 代表取締役社長
三輪 信雄 氏
一般社団法人「情報セキュリティ相談センター」事務局長、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会技術顧問、日本セキュリティ・マネジメント学会理事、ネット情報セキュリティ研究会相談役、CFE 公認不正検査士。旧通産省の情報処理技術者試験の最難関である「特種」に最年少(当時)で合格した実績も持つ。

情報セキュリティに関する講演や執筆を精力的にこなし、、一般企業へも顧問やコンサルタント(システムエンジニアおよび情報セキュリティ一般など多岐に渡る実践的指導で有名)として活躍中。「個人情報はこうして盗まれる」(KK ベストセラーズ)や「デジタル・フォレンジック辞典」(日科技連出版)など著書多数。

また、ITmedia エンタープライズで「会社に潜む情報セキュリティの落とし穴シリーズ」を好評連載中。
1995年より日本で情報セキュリティビジネスの先駆けとして事業を開始し、技術者コミュニティを組織し業界をリードしてきた。上場企業経営者やITセキュリティだけでなく物理セキュリティについても知見があり、技術者から経営者目線まで広い視野を持つ。また、日本のMicrosoft製品に初めてセキュリティパッチを発行させた脆弱性発見者としても著名である。

現在、総務省情報化統括責任者(CIO)補佐官、独立行政法人 情報処理推進機構 情報セキュリティ関連事業審査委員会委員、綜合警備保障株式会社 参与、非公開政府系委員、上場企業情報セキュリティ委員会委員を務め、著書・講演も多数。

@ITでは「セキュリティ、そろそろ本音で語らないか」を好評連載中。

プログラム

受付

[ 13:00~ ]

基調講演

[ 13:30 ~ 14:20 ]
『あなたの会社は大丈夫? 組織内部に潜む犯罪の現実』

 企業のセキュリティ対策は、ともすると「敵は外部にあり」との発想から、コンピュータウイルスや不正アクセスなど外からの攻撃に対する防御に多額の投資を費やす傾向にあります。しかし、実態は逆であり、「敵は内部にあり」の方が圧倒的に多いのです。

 本講演では、情報セキュリティ犯罪の専門家として数多くの事件調査を手掛けた経験を持つ萩原栄幸氏を講師に迎えます。些細な犯罪から企業の存続を危うくする犯罪までその実態を挙げながら、企業経営者や情報セキュリティ管理者が理解すべき対策の最新動向について鋭く解説します。

講演者:
 萩原 栄幸 氏
東京・大阪 共通

セッション

[ 14:20 ~ 15:00 ]
『情報漏えい対策最新事情 ~外部・内部のセキュリティ脅威への対処策』

 最近も報道があったように個人情報や機密情報などの漏えい事件・事故は後を絶ちません。このような状況の中で、企業が考えるべきセキュリティ対策はどのようなものでしょうか。本セッションでは、昨今のサイバー犯罪の現状や先進的なベリサインユーザー様の事例などをご紹介しながら、詳しく解説します。

講演者:
 日本ベリサイン
 SSL製品本部 ダイレクトマーケティング部 マネージャー
 大塚 雅弘 氏
東京・大阪 共通

休憩

東京 大阪
[ 15:00 ~ 15:10 ]
コーヒーブレイク
[ 15:00 ~ 15:05 ]
小休憩

セッション

東京 大阪
[ 15:10 ~ 15:50 ] [ 15:05 ~ 15:45 ]
『情報漏えいにプロアクティブな一手を!』(仮)
 すでに様々なツールにより監視を行っているが、一向に減ることのない情報漏えいを含む不正行為。このセッションでは従来の監視プロセスをよりプロアクティブにする最新のソリューションを事例などを含め、詳しく解説する。

講演者:
 NetIQ Attachmate事業部 セールスエンジニア
 水澤 景太 氏
『最新事例から見る、情報漏えいとその対策』
 “ガンブラー”が未だ猛威を振るっていますが、最近ではtwitterなどのソーシャルサービスを利用したマルウェア感染被害や情報漏えいが広がっています。こうした脅威から企業を守るには、危険なURLへのアクセスを防止する事で企業リスクを軽減するフィルタリングが有効となりえます。

 当セッションでは、Webからの脅威に有効な最新の情報漏えい対策を事例を交えながらご紹介します。

講演者:
 デジタルアーツ 関西営業所
 木根 義治 氏

休憩

※東京会場では引き続き特別講演を開催いたします。
[ 15:45 ~ 15:55 ]
コーヒーブレイク

セッション

  大阪
  15:55 ~ 16:35
  『最新脅威"mstmp"への対応にみるWebセキュリティ対策と正しい配置』
 2010年10月、国内でも100社以上が感染との報告があった"mstmp"などのファイル名で拡散する不正プログラムは、悪意を持って情報を引き出し金銭詐取を目的にしている事が伺えます。"mstmp"の概要と、対策ソリューションの位置づけを再度明確にし、最新の脅威に対処すべき方法をご説明致します。

講演者:
 トレンドマイクロ
 マーケティング本部 エンタープライズマーケティング部
 シニア・プロダクトマーケティング・マネージャ
 吉田 睦 氏

特別講演

東京 大阪
[ 15:50 ~ 16:35 ] [ 16:35 ~ 17:20 ]
『外部からの脅威再考 ~深化する脅威と対策の進化~』

 インターネットからの脅威が深化を続け、これまでの対策だけでは対応できず、被害の発生が続いています。講演では、より高いモチベーションで攻撃を仕掛けてくる外部脅威に対し、従来の対策の見直しを提言すると共に、Webサーバを標的にした攻撃への対策と、巧妙化するフィッシングメールへの対応について解説します。

講演者:
 S&Jコンサルティング 代表取締役社長
 三輪 信雄 氏
東京・大阪 共通を予定

※講演タイトルや講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。



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デジタルアーツ株式会社、トレンドマイクロ株式会社、日本ベリサイン株式会社、NetIQ株式会社<br> (50音順)     デジタルアーツ株式会社、トレンドマイクロ株式会社、日本ベリサイン株式会社、NetIQ株式会社<br> (50音順)     デジタルアーツ株式会社、トレンドマイクロ株式会社、日本ベリサイン株式会社、NetIQ株式会社<br> (50音順)     デジタルアーツ株式会社、トレンドマイクロ株式会社、日本ベリサイン株式会社、NetIQ株式会社<br> (50音順)
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