米国の景気後退、原油高、インフレ圧力などを背景にして日本経済は「景気後退局面」に入ったと言われています。こうした局面に突入したとき、日本企業はひたすらコスト圧縮、削減して利益、シェア確保と「嵐に耐える」施策で厳しい環境変化に対応してきました。しかし、もはやそれだけでは対応しきれないし、生き残れない時代になったとはいえないでしょうか。なぜなら厳しい環境の中で業績を伸ばす企業があらゆる業種で出現するようになったからです。それによって、マーケットそのものが変化し、業界の構図が一変するのです。
そんな時代に必要なものは何でしょうか?
 ITmedia エグゼクティブでは「変化対応のためのグランドデザイン」ではないかと考えます。それによって常に自社にとって最適な経営イノベーションを実現できるからです。そして「変化対応のためのグランドデザイン」を具体化するのが、EPMとBPMという経営コンセプトです。そしてそれぞれを支えるITツールがあります。ツールの力で予測し、仮説を立て、活用していくプロセスを素早く、正確に回していくことができます。
第6回 ITmedia エグゼクティブ セミナーではEPMとBPMを上手に連携させ、経営イノベーションを求める経営に関わる皆様と情報部門のリーダーに役立つ情報を提供するものです。

※「第6回ITmedia エグゼクティブセミナー」にお申込いただいた方に
「Gartner Column」中編、後編お届けします。
【前編】IT部門は経営者の期待を背負って何をするべきか
http://executive.itmedia.co.jp/info/archive/40/0
【中編】IT予算をどう決めるか 調査結果から考える
【後編】IT予算をさらに極めましょう

開催概要

タイトル 第6回 ITmedia エグゼクティブ セミナー
『予測力・仮説力・活用力で決まる経営イノベーション』
日時 2008年9月30日(火) 13:30~(受付開始 13:00) 
会場 ベルサール九段 3F >>地図
定員 200名 (各トラック 100名)
参加費 無料 (ITmedia エグゼクティブ会員限定)
主催 ITmedia エグゼクティブ 
協力 早稲田大学IT戦略研究所 ELForum(エグゼクティブ・リーダーズ・フォーラム)
経営情報学会 
協賛 ゴールドスポンサー:インフォマティカ・ジャパン株式会社
SAPジャパン株式会社
NTTソフトウェア株式会社
株式会社ジャストシステム
日本オラクル株式会社
マイクロストラテジー・ジャパン株式会社
シルバースポンサー:アプリソ・ジャパン株式会社
エピコ・ソフトウェア・ジャパン株式会社
株式会社ガイア
株式会社ランドスケイプ
(五十音順) 
対象 ITmedia エグゼクティブ会員

プログラム

13:30

13:35

開会挨拶

アイティメディア株式会社
 ITmedia エグゼクティブ 編集長 浅井 英二

13:35

14:30

基調講演

K-1
「経営そのものを担う企業のICT戦略


経営層の景況感が悪化する今、情報部門のリーダーは何をすべきか。ガートナー ジャパンの日高社長はより一層、経営とIT戦略を「同期化」させることであると説く。
グローバル化とチームワークがこれまで以上に重視される時代、「Information、Process、Technology」の3つの側面を強化し、競争優位に立つ企業になるためのヒントをお話しいただく。

講師:
ガートナー ジャパン株式会社
  代表取締役社長 日高 信彦 氏

 

経営データ活用トラック
(Aトラック)

業務プロセス最適化トラック
(Bトラック)

14:40

15:20
A-1
「「データ」から意味のある情報へ
~現場力を鍛えるビジネスインテリジェンスプラットフォーム~」


ERPは使っている。しかし集まってきた「データ」を「情報」としてビジネス戦略立案で、現場で、分析で、十分活用できていない気がする。なぜだろう?
企業内のシステムの整合性やデータの整備不足、鮮度のよい分析結果を得る仕組みの欠如、仕事のやり方に根付かない利用方法などが「情報」としての活用を阻害している問題であると考えられます。
本セッションでは、これらの問題を解決し「データ」を意味のある「情報」へと昇華して現場力を強化するビジネスインテリジェンスのあるべき姿をご紹介いたします。

講演者:
SAPジャパン株式会社
ビジネスプロセスプラットフォーム本部
事業開発マネージャ
阪尾 素行 氏

B-1
「経営を動かすBPM/可視化の実現シナリオとは?、Management Excellenceへ」



ERP導入だけではない、SOA導入だけではない、BI 導入だけではない、Operational Excellence から Management Excellence へ。経営を動かすための BPM/可視化実現のための重要なテクノロジーとはなんなのか?、たんなる情報システム部門の活動や取り組みではなく、会社全体で実現する Management Excellence。その実現シナリオをご紹介します。

講演者:
日本オラクル株式会社
製品戦略統括本部
製品戦略担当シニアディレクター
西脇 資哲 氏

15:30

16:10

A-2
「効果的なアクションを生み出す「見える化」経営
~次の一手につながるIT活用の実践~ 」


タイムリーに経営状況を判断し、日々ビジネスを改善していくうえでBI(ビジネスインテリジェンス)の活用は非常に有効です。
しかしERPやSFAにあるデータをそのまま集計・表示しただけでは、効果的なアクションにつながりません。効果がでる「見える化」のしくみを構築するために、外せないポイントは何なのか?
本セッションでは、「見える化」経営を効果的に行うために、ITを徹底活用した実践事例を交え、失敗しない「見える化」のポイントをご紹介します。

講演者:
NTTソフトウェア株式会社
営業推進本部 第二営業部 ソリューション営業部門長
小牧 徳夫 氏

B-2
「On Demand,On Contextに。
企業内コンテンツの構造化による業務に連動した情報活用の手法」



インターネットの普及やストレージ技術の進化により、あらゆる情報がデジタル化され、その流通量も爆発的に増加しています。企業内においても業務プロセスの自動化、オンライン化、さらにはコンプライアンスへの対応のために、膨大な数値データや記録、電子メールやオフィス文書などが日々生成され、蓄積されています。しかし、これらの情報は特定のシステムや部門内で利用されるにとどまり、組織全体の資産として十分には活用できてはいません。
本セッションでは、企業内のオフィス文書を自動DB化し、検索テクロジーを利用してスピーディにしかも柔軟に「変化に対応できるグランドデザイン」を構築する手法を紹介します。

講演者:
株式会社ジャストシステム
エンタープライズマーケティング部 部長
松田 潤 氏

16:20

17:00
A-3
「潜在価値を顕在化させる情報活用とは?
~見て・気づいて・行動できるしくみづくり~」


企業内外に存在するデータには価値がたくさん潜んでいます。その潜在価値を顕在化させる「仕組み」作りが求められています。しかし、会社、組織、個人(現場)で求める価値は異なり、経営層は株主価値に繋がる企業価値の創造、中間管理職は組織の生産性の向上、個人(現場)は日々の仕事の効率化が価値であったりします。経営から現場までが同じ視点で価値を捉え、その価値を生み出すために情報を有効活用する「仕組み」を作り、支援するITソリューションのあり方を本セッションでは事例をまじえてご紹介いたします。

講演者:
マイクロストラテジー・ジャパン株式会社
プロフェッショナルサービス
ディレクター
森島 俊行 氏

B-3
「リアルタイムエンタープライズを実現するデータ統合基盤」



経営の効率化や業務効率の改善などに対応する為、企業の統廃合による既存システムと新規システムとの連携や統合に伴うビジネスデータの統合、およびデータの品質などの課題は、ますます複雑化、増大化しています。この課題を解決し、既存の重要なデータをリアルタイムに活用しながら、信頼性の高い、より正確なデータをもとにした迅速で的確な経営判断を実現するデータ統合基盤について最新情報と合わせてご説明します。

講演者:インフォマティカ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 内田 雅彦 氏

17:10

18:10

パネルディスカッション

P-1
「BPMの成功と失敗の分岐点--経営のインテリジェンスはどこまで生かせるか」


BIで情報を収集、整理し分析を重ね、立案された戦略に基づいたBPMを実現していく--。確かに変化の激しい時代にこうした一連の企画立案フローは経営層が中心となって日々行われる実務だといえる。しかし、一方で、変化の激しい時代だからこそ、自社に見合った変革の方法論が導き出せず、経営の舵取りのタイミングを失うことも多い。そこで今回のパネルディスカッションでは、現実の経営におけるBPMの成功と失敗の分岐点、つまり「どこを間違えると失敗に向かうのか」ということをポイントに専門家や現場で陣頭指揮に当たられている方々にご意見をだしていただき、最適解を探っていく。

パネリスト
三井住友海上火災保険株式会社 IT推進部 部長 玉田 孝一郎 氏
日本BPM協会 理事 横川 省三 氏
    
モデレータ
株式会社アイ・ティー・アール プリンシパル・アナリスト 浅利 浩一 氏
※内容は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。


【お問い合わせ先】
ITmedia エグゼクティブ セミナー事務局
Mail:executive_s06@onebest.co.jp
Tel:03-5510-4140

 
主催



協力



ゴールドスポンサー


(五十音順)


シルバースポンサー


(五十音順)


スピーカー紹介



ガートナー ジャパン株式会社
代表取締役社長 
日高 信彦 氏

1976年東京外語大外国語部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。27年にわたり同社のビジネス・ソリューション事業で数多くの業績を残す。1996年、アプリケーション・システム開発部長。1999年、CRM社内ベンチャー・コアポイントのアジア・パシフィック担当ジェネラルマネジャー。2001年、アジア・パシフィックCRM/BIソリューション統括。2002年、eビジネス・ソリューションズ CRMソリューションズ参与。

2003年4月、ガートナー ジャパン株式会社代表取締役社長に就任。
テクノロジのトレンド、マーケットのトレンド、他のユーザーがどのようにITを使いこなしているのかという3つの情報を正確に、満遍なく収集し、同時に、ガートナーに蓄積されたグローバルな情報をベースに、迅速かつ的確なアドバイスで日本企業の経営戦略策定をサポートしていくことを掲げている。