企業や官公庁における情報漏えいの事件が後を絶たない状況が続いています。従来の情報漏えい対策では脅威の侵入を阻止する「入口対策」や情報の外部流出を防ぐ「出口対策」にスポットが当てられてきました。

しかし、企業や組織が保有する大切な情報資産をより適切に保護していくためには、組織内部における対策(内部対策)も含めた入口・内部・出口を包括的にカバーできるセキュリティ対策のアプローチが不可欠になっています。

スマートデバイス活用といった新たなITトレンドも現実化しつつある今、本セミナーでは情報資産を保護していく新たなセキュリティ対策を実現していくための考え方や体制作り、そして、ソリューション活用ポイントについて解説します。

講師プロフィール

基調講演
株式会社ラック
理事 サイバーセキュリティ研究所 所長
工学博士 伊東 寛 氏
陸上自衛隊入隊後、技術及び情報系の指揮官・幕僚などを歴任。最後の補職は陸自初のサイバー戦部隊であるシステム防護隊の初代隊長。サイバー戦争の第一人者として、官庁、大学、その他公益法人、企業、各種イベントやセミナーなどでの講演や新聞・雑誌などへの寄稿、テレビやラジオなどでコメントなど多数実施。
慶応大学非常勤講師、航空自衛隊幹部学校部外講師、防衛省防衛研究所部外講師、日本情報セキュリティマネジメント学会理事、情報セキュリティEXPO専門委員
書籍: 『「第5の戦場」サイバー戦争の脅威』 詳伝社
ランチセッション
株式会社ループス・コミュニケーションズ
代表取締役
斉藤 徹 氏
1985年4月慶應義塾大学理工学部卒業後、日本IBM入社。1991年2月フレックスファームを創業、2004年4月全株式を売却。2005年7月ループス・コミュニケーションズを創業。ループスはソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を展開している。「BEソーシャル!」「ソーシャルシフト」「新ソーシャルメディア完全読本」「ソーシャルメディア・ダイナミクス」「Twitterマーケティング」「Webコミュニティで一番大切なこと」「SNSビジネスガイド」など著書多数。ソーシャルメディアの第一人者として講演は年100回を超え、全国で透明な時代にあるべき企業像を説いている。
特別講演(東京)】
日本マイクロソフト株式会社
チーフセキュリティアドバイザー
高橋 正和 氏
日本マイクロソフト株式会社のチーフセキュリティアドバイザーとして、製品やサービスのセキュリティ対するマイクロソフトの取り組みを日本に紹介するとともに、日本のユーザーからの要望を反映させるべく取り組んでいる。基本ソフトの開発、品質管理等を経験後、セキュリティコンサルティングビジネスを立ち上げ、セキュリティオペレーションセンターの構築支援などを行う。2006年に現職に就任。 内閣官房、経産省、総務省等が主催する情報セキュリティに関わる委員会の委員を数多く務める他、情報セキュリティ対策推進コミュニティ事務局長、日本ネットワークセキュリティ協会 副会長、セキュリティ対策推進協議会運営委員等を務める。INTEROP、情報セキュリティEXPO等のカンファレンスでは、セミナー企画委員、プログラム委員として、最新の情報セキュリティに関する情報を、日本の企業や専門家に紹介している。
特別講演(大阪)】
日本アイ・ビー・エム株式会社
情報セキュリティ推進室
シニア・セキュリティ・アナリスト 守屋 英一 氏
2001年よりインターネットセキュリティシステムズ(ISS)に入社。2007年より日本IBMに入社。セキュリティオペレーションセンターを経て、2011年、経営品質・情報セキュリティ推進室に異動。社内の不正アクセス事件およびISMS内部監査を担当。社外活動として、不正アクセス防止対策に関する官民意見集約委員会 「実態把握WG」、NPO日本ネットワークセキュリティ協会「SNSセキュリティWG」等の各構成員および、シーサート協議会運営委員を務める。2012年度JNSA表彰個人の部を受賞 著書に『フェイスブックが危ない』(文藝春秋)『フェイスブック 情報セキュリティと使用ルール』(あさ出版)がある。

プログラム

 

東京 大阪
9:30~ 受付
10:05

10:55

基調講演(東京・大阪 共通)

『サイバー攻撃の恐るべき舞台裏 企業に求められる本当のアプローチ』

情報漏洩事件、遠隔操作ウイルス事件など、サイバー攻撃による被害が数多く報道されている。しかし、ほとんどの方の意識は日本が頻繁にサイバー攻撃を受けているという印象は薄いのではないか。陸上自衛隊初のサイバー部隊の経験から、これらの事件は氷山の一角であり、実際はもっと多くの企業が攻撃を受けているのだが、それに気がついていない可能性が高いというのが伊東氏の見立てである。本講演では、サイバー攻撃の舞台裏についてナショナルセキュリティの視点から解説し、その後、企業に今もとめられる本当のアプローチについて述べる。

講演:
 株式会社ラック
 理事 サイバーセキュリティ研究所 所長
 工学博士 伊東 寛 氏
10:55

11:35

セッション1(東京・大阪 共通)

『標的にされた日、守れる組織のセキュリティ対策とは』

現在1日に生成されるマルウェアの数は10万種とも想定され、攻撃者は高度なシナリオのもと膨大な数と研究を重ねた未知の脆弱性を悪用するZero-Dayの攻撃を駆使し組織に襲いかかります。あらゆる組織が攻撃の的となる可能性を持つ中、本セッションでは、攻撃シナリオを崩す多層防御と疑わしいファイルを仮想環境で実行し未知の攻撃をあぶりだす、実用的でコスト効果に優れた最新のエミュレーション技術による総合的な防御対策を紹介します。

講演:
 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
 ・[東京会場]: セキュリティ・エバンジェリスト 卯城 大士 氏
 ・[大阪会場]: システム・エンジニアリング本部 システムズ・エンジニア 浦上 昌己 氏  
11:35

12:15

セッション2(東京・大阪 共通)

『IPv6も高速化、最新の脅威に備える高速ネットワークセキュリティ』

ネットワークが高速化するなか、膨大なデータ中に潜んだ脅威は、虎視眈々と社内への侵入を狙っています。これからのゲートウェイは、包括的なセキュリティ機能を装備している事はもちろん、IPv6でも高速に脅威を排除できることが重要です。今日の企業が抱えるネットワークの悩みとその解決方法を、現場の声を交えてご紹介いたします。

講演:
 フォーティネットジャパン株式会社
 ・[東京会場]: コーポレートマーケティング部 部長 余頃 孔一 氏
 ・[大阪会場]: 市場開発本部 本部長 西澤 伸樹 氏
12:15

12:35
休憩
12:35

13:25

ランチセッション(東京・大阪 共通) ※ご来場者全員に昼食の準備がございます

『ソーシャルシフト ~ 企業と生活者、新しいコミュニケーションのカタチ』

ソーシャルメディアが世界を覆い、生活者は日常的に自らの体験をシェアしはじめた。商品の使用感、顧客応対、購入後のトラブルサポートにいたるまで。ありとあらゆる顧客体験が、一瞬で伝播してしまう時代が到来した。透明な時代に企業はどう生活者の声と向きあうべきなのか。新しいコミュニケーションのあり方を提言します。

講演:
 株式会社ループス・コミュニケーションズ
 代表取締役
 斉藤 徹 氏
13:25

13:40
休憩
13:40

14:20

東京会場 セッション3

大阪会場 セッション3

『スマートデバイス内のWebとFileの情報資産を守る新ソリューションのご紹介』

企業でのスマートデバイスの普及に伴い、社外でも業務生産性を維持しつつ業務の情報資産を守る仕組み作りが注目されています。本 セミナーでは、端末内へのWebアクセスデータの保存が制御可能な「i-FILTER ブラウザー&クラウド」と、仮にファイルが流出しても後からリモートでファイルが消せる「FinalCode」をご紹介いたします。

講演:
 デジタルアーツ株式会社
 エンタープライズ・マーケティング部
 プロダクト・マネージャー 遠藤 宗正 氏
『自民党が導入したクラウド型WAF ~ウェブサイト脆弱性の傾向と対策~』

ウェブサイトが便利になる一方でサイバー攻撃の被害が後を絶ちません。日々変化する脅威に対して、担当者が考慮すべきセキュリティは複雑化しているのが実情です。本セッションでは、ウェブサイトを狙った攻撃手法とそのリスクを解説し、セキュリティ診断、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)などのソリューションをご紹介します。

講演:
 日本ベリサイン株式会社
 SSL製品本部 SSLプロダクトマーケティング部
 マネージャ 上杉 謙二 氏
14:20

15:00

東京会場 セッション4

大阪会場 セッション4

『自民党が導入したクラウド型WAF ~ウェブサイト脆弱性の傾向と対策~』

ウェブサイトが便利になる一方でサイバー攻撃の被害が後を絶ちません。日々変化する脅威に対して、担当者が考慮すべきセキュリティは複雑化しているのが実情です。本セッションでは、ウェブサイトを狙った攻撃手法とそのリスクを解説し、セキュリティ診断、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)などのソリューションをご紹介します。

講演:
 日本ベリサイン株式会社
 SSL製品本部 SSLプロダクトマーケティング部
 主任 林 正人 氏
『継続を力に変える ~ Tripwire によるセキュリティコンプライアンス実現』

ビックデータ時代を迎えて、企業・組織の情報の資産的価値がますます高まる一方、情報システムはその規模に比例して構成が複雑化し、様々なサイバー攻撃への脅威も増大しています。Tripwire 社は Web / 情報システム改ざん検知の商用 No.1 ベンダとしての実績を元に、これら増大する脅威に対抗し殲滅する予防と継続的改善ソリューションの拡充を行っており、本セミナーでその一端をご紹介します。

講演:
 トリップワイヤ・ジャパン株式会社
 営業本部 営業推進部
 部長 小野 文豊 氏
15:00

15:15
コーヒーブレイク
15:15

15:55

東京会場 セッション5

大阪会場 セッション5

『セキュリティ対策していたのに。。。。にならないための秘訣』

企業の機密情報の搾取や漏洩、システム破壊を狙った標的型攻撃が後を絶ちません。中には対策していたにも関わらず、ネットワークの脆弱性を突かれ被害に遭う例もあります。本セッションでは、「対策していたのに。。」にならないために、HPセキュリティがどのような対策を講じれば安心できるのかをご紹介します。

講演:
 日本ヒューレット・パッカード株式会社
 HPエンタープライズ・セキュリティ・プロダクツ統括本部
 セキュリティ セールス スペシャリスト 堀田 昌昭 氏  
『スマートデバイス内のWebとFileの情報資産を守る新ソリューションのご紹介』

企業でのスマートデバイスの普及に伴い、社外でも業務生産性を維持しつつ業務の情報資産を守る仕組み作りが注目されています。本セミナーでは、端末内へのWebアクセスデータの保存が制御可能な「i-FILTER ブラウザー&クラウド」と、仮にファイルが流出しても後からリモートでファイルが消せる「FinalCode」をご紹介いたします。

講演:
 デジタルアーツ株式会社
 エンタープライズ・マーケティング部
 部長 瀬川 明宏 氏
【東京】
15:55

16:45

【大阪】
15:55

16:35

東京会場 特別講演

大阪会場 セッション6

『柔軟な強靭なITセキュリティを目指して』

今日のITセキュリティは、現実化したサイバー攻撃への対策と、スマートフォンやクラウドに代表されるIT環境そのもの変化に対して、効果的な対策手法が求められている。 単にIT活用を制限するだけのセキュリティでは、ビジネスの硬直化や、利用者が抜け道を利用をすることにつながりかねない。 本セッションでは、最新のIT環境を柔軟に活用しながら、強靭なセキュリティを構築するために必要となる考え方を整理し、今日求められているITセキュリティ対策の方向性を考察する。

講演:
 日本マイクロソフト株式会社
 チーフセキュリティアドバイザー
 高橋 正和 氏
『セキュリティ対策していたのに。。。。にならないための秘訣』

企業の機密情報の搾取や漏洩、システム破壊を狙った標的型攻撃が後を絶ちません。中には対策していたにも関わらず、ネットワークの脆弱性を突かれ被害に遭う例もあります。本セッションでは、「対策していたのに。。」にならないために、HPセキュリティがどのような対策を講じれば安心できるのかをご紹介します。

講演:
 日本ヒューレット・パッカード株式会社
 HPエンタープライズ・セキュリティ・プロダクツ統括本部
 セキュリティ セールス スペシャリスト 堀田 昌昭 氏
16:35

16:45

※東京会場での講演は16:45までの特別講演をもちまして全て終了となります
特別講演:高橋氏の講演時間が繰り上がりましたためご注意ください
休憩
16:45

17:35

大阪会場 特別講演

『IT環境の変化に伴う新たな課題と問題発生時の対応とは?』

ストレージサービスや情報共有のためのグループなど個人向けクラウドサービスの登場により情報が拡散する傾向にあります。また、スマートフォンやタブレットなどの多様なディバイスが利用されるようになり、情報をコントロールすることが困難になっています。このセッションでは、現在のIT環境における新たな課題を説明し、問題が発生した場合の対応や体制についてご説明させて頂きます。

講演:
 日本アイ・ビー・エム株式会社
 情報セキュリティ推進室
 シニア・セキュリティ・アナリスト 守屋 英一 氏

※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

開催概要

タイトル 第10回 ITmedia エンタープライズ ソリューションセミナー
プロアクティブ・ディフェンスを実現せよ!情報資産を守るエンタープライズセキュリティ
日時 東京:2013年12月3日 (火) 10:05 ~ 16:45
大阪:2013年12月17日(火) 10:05 ~ 17:35
会場 富士ソフト アキバプラザ 5F
JR「秋葉原駅」中央改札口より徒歩2分
つくばエクスプレス「秋葉原駅」A3改札口より徒歩2分
東京メトロ日比谷「秋葉原駅」2番出口より徒歩4分
第二吉本ビルディング 8F
JR「大阪駅」桜橋口より徒歩2分
地下鉄四ツ橋線「西梅田駅」出口4-A・Bより徒歩すぐ
JR「北新地駅」より徒歩2分
阪神「梅田駅」西口より徒歩すぐ
定員 東京会場:150名
大阪会場:100名
対象 経営者、経営企画の方、社内情報システムの運用・方針策定をする立場の方
SIerおよび企業情報システム部門の企画担当者、運用管理者など
※満席になり次第申し込みを締め切らせていただきます。
※申込多数の場合はセミナー対象者を優先とさせていただく場合がございます。
参加費 無料
主催 アイティメディア株式会社 ITmedia エンタープライズ編集部
協賛 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社、フォーティネットジャパン株式会社、デジタルアーツ株式会社、日本ベリサイン株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、トリップワイヤ・ジャパン株式会社

※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

主催

協賛

■お問い合わせ先:アイティメディア株式会社 イベント運営事務局
E-Mail: event_support@sml.itmedia.co.jp    TEL: 03-6824-9376