開発期間を短縮しながらも、設計の品質を向上するには?複雑化した製品の性能を向上させるには? その解の1つとして、設計者CAEが求められています。

今回は、その中でも「最適化設計」を中心に、近年特にニーズが高まってきている設計手法について検討する場を設けました。設計・解析ツールを活用し、初期の設計段階からCAEを活かし、手戻り削減を目指す事例、複雑で多岐にわたる設計パラメータを考慮した最適化設計事例などご紹介する予定です。

本セミナーでは、設計現場でこれからCAEを導入されたい方、より良い設計環境を整えたい方、または既にCAEを導入していてもっと活用したいと思っている方に向けて、解析事例を中心に、いかに設計者がCAEを使うかについての最新情報をお届けします。「興味はあるが難しそう」「最適化設計について詳しく知らない」という方にもぜひ参加いただきたいセミナーです。

<講演スライドの一部をご紹介>

基調講演 講師プロフィール

工学院大学
グローバルエンジニアリング学部 機械創造工学科
教授
中島 幸雄 氏
1977年京都大学大学院修了。同年(株)ブリヂストンに入社しCAEを用いて基盤技術開発と開発した技術の製品への適用に携わる。これまでブリヂストンの基盤技術DONUTSをはじめ各種技術を開発してきた。2010年工学院大学に移りタイヤ力学関連の研究を行っている。Tire Science and Technology Associate Editor, 環境省水・大気環境局 中央環境審議会専門委員など。

事例講演 講師プロフィール

サイバネットシステム株式会社
システムCAE事業部 PIDO部
古市 洋也 氏
2006年12月サイバネットシステム入社。
入社以来最適設計支援ツールOptimusの技術者として、ソフト導入支援、技術サポート、最適化コンサルティング、受託最適化を行っている。
ハイブリッドカーや、ブレーキ、モーター制御システムの最適化、熱流体構造連成解析によるプレス成形金型の最適化など、様々な分野での最適化設計の実績がある。

開催概要

タイトル MONOist ゼミナール CAE カレッジ 第3回
事例から学ぶ! 設計者CAEの最前線
日時 2014年2月26日(水) 14:00~16:30(受付 13:45~)
会場 ゲートシティ大崎ウエストタワーB1 ゲートシティホール ホールB
JR 山手線・埼京線・京浜東北線 「大崎」駅 南改札口から徒歩1分
定員 70名
対象 設計現場の開発者からマネージャーの方
※お申込多数の場合は、上記対象者の方を優先させていただく場合がございます。
参加費 無料
主催 アイティメディア株式会社 エンジニアリングメディア編集部
協賛 株式会社ソフトウェアクレイドル

※講演内容、登壇者などプログラム内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

プログラム

13:45~ 受付
14:00

15:00

基調講演

『CAEを活用したタイヤ技術開発 ~現象の見える化と最適化~』

CAEを用いる目的は、(1)実験を代替し開発期間・開発コストを削減する、(2)実験で見ることのできない現象を「見える化」することによって新たな技術を開発する、ことにあります。講演では後者の観点から、開発した技術内容、技術の適用事例(乗用車用タイヤからF1タイヤまで)、製品に開発した技術を適用するためのKFS(Key Factor for Success)について解説します。

講演:
 工学院大学
 グローバルエンジニアリング学部 機械創造工学科
 教授
 中島 幸雄 氏
15:00

15:40

事例講演

『事例からはじめる最適化設計~小型軸流ファンの複合領域最適化~』

最適設計支援ツールの利用が一般的となった現在、複雑化する設計開発において複数分野の解析を考慮した最適化が必要とされています。
本講演では、最適化の基礎知識と、ツールを用いた最適化のアプローチ方法とその効果について、流体解析の結果を構造解析の境界条件に利用した小型軸流ファンの複合領域にまたがる事例を通してご紹介します。

講演:
 サイバネットシステム株式会社
 システムCAE事業部 PIDO部
 古市 洋也 氏
15:40

15:50
休憩
15:50

16:30

ディスカッション・Q&A

取組事例の紹介や事前アンケートに基づくディスカッション

※講演内容、登壇者などプログラム内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

■お問い合わせ先:アイティメディア株式会社 イベント運営事務局
E-Mail: event_em@sml.itmedia.co.jp    TEL: 03-6824-9377

主催

協賛