現在は分散システム時代――つまりSOA時代への移行期に当たります。1990年代にDelphiやVisual Basicなどで作られたクライアント/サーバ型システム、2000年代にJavaや.NETで作られた3層システムは、多くの場合、SOAの観点では「ひとつの既存サービス」に該当します。SOAの導入には、これまでの成功パターンとは異なる水準でのプロジェクト実施が求められるのです。
 SOAの社内導入のために、単にSOA製品を買ってきて入れる「楽勝パターン」は幻想でしかありません。現実にはどう設計するのか、どう繋ぐのかなど、単なる手法の問題のみならず、さまざまな悩みや葛藤が噴出します。
 SOA型の設計とは、これまで作ったシステムが、単なる1つの「サービス」として振る舞い、繋がることが求められる世界です。つまり、部門や担当者ごとにバラバラだった統治形態に、大きな転換の覚悟を求められる世界でもあります。社内システムとしても、社内組織としても、情熱と信念を持って乗り越えなければならない壁はいくつも存在します。
 加えて、現場のITエンジニアは、より多くのパラダイム転換を突きつけられます。Javaのフレームワークやライブラリの使い方だけを追求すればよかった時代は過ぎ去り、どう繋ぐのか、どう要件と合致した設計を導き出すのか、どう既存システムと辻褄を合わせるのかという問題を解決していかなければなりません。本当の意味でのITアーキテクトが求められる時代なのです。
 今回の『SOAアーキテクト塾』では、連載記事で語り切れていないナマの現場の声として、お題目ではない現実の解法は存在するのか。どこにその鍵があるのか。そこに焦点を当ててみたいと考えています

開催概要

タイトル @IT情報マネジメント SOAアーキテクト塾
これからの情シス、これからのSI
SOA推進のための具体的方法論と新しい開発のカタチ
日時 2008年12月18日(木) 18:30~21:00(受付開始 18:15~) 
会場 コンファレンススクエア エムプラス  >>地図
「東京駅」丸の内南口より徒歩2分(JR山手線ほか)
「東京駅」10番出口より直結(JR京葉線ほか)
「東京駅」地下道経由で徒歩3分(丸ノ内線)
「二重橋前駅」4番出口より徒歩2分(千代田線)
「大手町駅」D1出口より徒歩4分(三田線)
「大手町駅」B1出口より徒歩6分(東西線)
参加費 無料 
定員 30名 ※応募者多数の場合、抽選となります。  
主催 @IT情報マネジメント編集部  
協賛 日本オラクル株式会社 

満員御礼
お申込を終了させて頂きました

プログラム

18:00~
受付開始
18:30

18:50

講演

『2010年分散システム時代の役割分担とエンジニアの将来』

スピーカー:
株式会社豆蔵
BS事業部
岩崎 浩文 氏

関連コンテンツ「戦う現場に贈る分散システム構築」
第1回 緊急課題! 点在する複数のシステムを統合連携せよ
第2回 システムを統合するために必要な事前知識
18:50

19:35

パネルディスカッション

『SOA導入への道とは?』
SOA推進・定着に求められるアーキテクチャ、分析手法、SOA基盤、ガバナンス

パネリスト:
株式会社豆蔵
BS事業部
岩崎 浩文氏

日本オラクル株式会社 
岡嵜 禎 氏

モデレータ: 調整中
19:35

20:30

質疑・討論会

お集まりいただいた参加者の皆さまからの質問を受け付け、自由なディスカッション形式で全員参加の討論会を行います。
20:30

21:00

懇親会

ご参加頂いている技術者のみなさまとの交流や、講師・パネリスト の方との懇親会をご用意。
交流を深め、技術者同士の情報交換の場としてご活用ください。

※内容は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

満員御礼
お申込を終了させて頂きました



【お問い合わせ先】
アイティメディア株式会社 イベント運営事務局
Mail:event@ml.itmedia.co.jp
Tel:03-5293-2623

 

主催

スポンサー