違反は全世界売上金額の最大4%分!?
EUに進出している日本企業が知るべきEUプライバシー保護規則

2018年、EU域内の28カ国で「EUデータ保護規則」が施行されます。これまでは「指令」に基づいて各国がばらばらに法制化していたものが、1つのルールによって統一化されるのは歓迎すべきですが、新たな規制では個人データを扱うのに本人の明確な同意を必要とされ、違反した場合の課徴金も全世界の売り上げの最大4%にも上ります。それ以上に日本企業とって悩ましいことは、個人データを域外へ持ち出す場合、「十分なレベルの保護措置」を確保している国であればいいのですが、日本はそう認められておらず、社員の情報であっても本人の同意が求められるなど厳しく規制されます。

日本企業には、「ルールは政府がつくるもの」という意識が根強く、受け身で対応する傾向がありますが、それでは今回のように知らないあいだに危機的な状況に追い込まれてしまいます。

第40回 ITmedia エグゼクティブセミナーでは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員の高木浩光氏をお招きし、EU個人データ保護規則の読み解き方についてご講演いただきます。


基調講演 講師プロフィール

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
主任研究員 高木 浩光 氏

国立研究開発法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 主任研究員。1967年生まれ。1994年名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。通商産業省工業技術院電子技術総合研究所を経て、2001年より産業技術総合研究所。2013年7月より内閣官房情報セキュリティセンター(NISC:現・内閣サイバーセキュリティセンター)併任。コンピュータセキュリティに関する研究に従事する傍ら、日本の個人情報保護法制の不備とあり方について研究。2016年より一般財団法人情報法制研究所理事。著書に「ニッポンの個人情報」(翔泳社、2015年)ほか。

対象者

一般事業会社および官公庁団体における、経営層/CEO/CIO/事業部門長・課長/経営企画部長・課長/情報システム部門長・課長 など

※ 協賛企業の競合企業にお勤めの方、個人の方のお申し込みはお断りすることがございます。
※ 申込多数の場合、対象の方を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。


講演プログラム

受付
13:00~13:30
 
開会挨拶
13:30~13:40
浅井 英二
アイティメディア株式会社
エグゼクティブエディター
基調講演
13:40~14:30
壊れている日本の個人情報保護法、本来のあるべき形とは
日本の個人情報保護法は、EUに比べて緩いと言われる一方で、実は、EUのデータ保護法制で対象にしていないことまで規制している部分もあり、その趣旨も不明です。そこには、公的部門と民間部門の混同があるようにも見えます。本講演では、5月に施行される改正個人情報保護法の改正時の議論を振り返りつつ、そもそも何のための保護なのかから考え直し、無用な規制を排し、EUの規律との調和を図っていくための方向性を示します。

高木 浩光 氏
国立研究開発法人
産業技術総合研究所
主任研究員
 
セッション1
14:30~15:10
グローバル企業がGDPRで遭遇する課題
多くの企業がグローバル人事制度の確立や、IoT、ビッグデータ技術等を利用した高度な情報活用など、ビジネスの成長のために様々なチャレンジをしています。その中で2018年5月のGDPR施行にむけて準備を開始した各グローバル企業が、実務の現場で遭遇する具体的な問題と対応の方法について、実践的にお話します。

北野 晴人 氏
デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
サイバーリスクサービス
パートナー
 
セッション2
15:10~15:50
データ管理の実態とベリタスの情報ガバナンスソリューション
情報の保護、管理に対する規制に対応するには、企業内のどこに、どんな情報があるかを把握する必要があります。データがあふれ、クラウドや仮想環境の中で分断化されている今日、データの保管場所やその活用頻度を業務プロセスで把握することはもはや不可能です。企業のデータ管理の実態とそれを把握するためのベリタスが提供する方法をお話します。

高井 隆太 氏
ベリタステクノロジーズ合同会社
テクノロジーセールス&サービス本部
常務執行役員

※登壇者、タイムテーブルが変更になる場合がございます。予めご了承ください。


主催


ITmedia エグゼクティブ


協賛


デロイト トーマツ リスクサービス株式会社



ベリタステクノロジーズ合同会社